田中好子さんの告別式で、亡くなる3週間ほど前に、病室で録音されたという
田中さんのメッセージが、突然、流されました。
この中には、震災の被災者の力になりたいという思いや、
関係者への感謝の気持ちが吹き込まれていました。
[メッセージ全文]
こんにちは。田中好子です。今日は3月29日。
東日本大震災から2週間たちました。
被災された皆さまのことを思うと、心が破裂するように痛み、
ただただ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。
私も一生懸命、病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でもその時は必ず天国で、被災された方のお役に立ちたいと思います。
それが私の務めと思っています。
今日お集まりいただいている皆さまにお礼を伝えたくて、このテープを託します。
キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。
幸せな、幸せな人生でした。心の底から感謝しています。
特にランさん、ミキさん、ありがとう。2人が大好きでした。
映画にもっと出たかった。テレビでもっと演じたかった。
もっともっと女優を続けたかった。
お礼の言葉をいつまでもいつまでも皆さまに伝えたいのですが、
息苦しくなってきました。
いつの日か、妹(義妹)の夏目雅子のように、支えてくださった皆さまに、
社会に、少しでも恩返しができるように復活したいと思っています。
かずさん(夫の小達一雄さん)、よろしくね。その日までさようなら。
スーちゃん、最後まで優しい人でした。
ご冥福をお祈りします。
0 件のコメント:
コメントを投稿